金融危機と民主主義、あるいはマーケットと民主主義の関係につき、金融危機が民主主義に与えている影響として議論されている。
経済理論によっては完全情報の前提で組み立てられているが、当然にも現実はそうではない。不完全で不十分な情報を与えられて人々は振る舞っている。その事情は市場も政治機構についても同様だろうが、問題はそれがもたらすものである。市場の不安、不確かさ、不確実性、政治における誤解に基づく行動・・・。それらが情報のやりとりのなかで増幅されていく。
特段、目新しい指摘ではないわけだが、私たちの置かれている根本条件を思い起こさせるに十分な事態が続いてきたなという印象は強い。
「このことは行っている決定について投票者が十分に詳しいかどうかという問題に導く。前の投稿で私は・・・合理的な投票者の神話・・・について議論した。私の考えは、一般に基本的な政治機構について知識を持たない投票者は・・・博識な人々とは違った経済観をもつ傾向があるということであった。
・・・犯罪発生率について・・・”十分に情報を与えられていた人々は犯罪についての心配は最小であったが、いちばん情報を知らされなかった人々は最高に不安であった”。
社会的支出について、・・・”社会保障支出が実際はただその6%であったときに、その44%が失業者に向けられ、片親家族へのそれが1%未満であったときに、13%が向けられたと公衆は信じた。”」
Democracy and markets: Misinformed voters | The Economist http://www.economist.com/blogs/buttonwood/2012/02/democracy-and-markets
THE issue that intrigues me most at the moment is the effect of the financial crisis on the workings of democracy, neatly illustrated this week by the FT story about the idea of an EU commissioner to ...